-
飛良泉 山廃純米 軟水仕込 720ml6BY
¥1,870
※数量限定・流通限定 蔵元:『飛良泉』飛良泉本舗 度数:15度原酒 使用米:秋田酒こまち/美山錦 精米歩合:60% 日本酒度:±0 酸度:1.8 アミノ酸度:非公開 使用酵母:協会701 『飛良泉』は、 沿岸部の蔵の宿命として硬めの水を使っていますが、 軟らかい水を運んできて仕込んでみたタンクです。 ライチ、ラムネ、グレフルを思わせるような 華のある軽やかな香り立ち、 舌先に酸のアタックが有りつつ、 軽やかに苦甘旨がふくらみます。 喉の通りも軽やかめで、ビターな余韻が後を引きます。 質感が淡い分、味の骨格が乖離気味です。
-
飛囀 鵠(HAKUCHO)TypeC 1800ml6BY
¥3,850
※販売店限定 蔵元:『飛良泉』『飛囀』飛良泉本舗 度数:14度原酒 使用米:秋田酒こまち100% 使用麹:白麹 精米歩合:麹50%/掛60% 日本酒度:-16.0 酸度:3.8 アミノ酸度:非公開 使用酵母:きょうかい№77 梅飴を思わせるような痛快な風味、 舌先に酸のアタックを感じつつ、 酸っぱ甘い味わいが口中を通り抜けます。 喉の通りは軽やかで後味スッと消え入ります。 クエン酸の感じ方が、 最近と比べれば柑橘に振れていますが、 やっぱり梅寄りです。 冷やすとグレフル的な果糖のようになり、 温めると艶甘です。 『酸度』とは味わいの成分の量の事です。日本酒を雑菌から守るための「乳酸」、リンゴの甘酸っぱさを形成している「リンゴ酸」、貝の旨味成分になっている「コハク酸」、などが含まれます。 それに加えてこの『鵠-HAKUCHO-』の場合は、名付けの由来にもなっている焼酎向けの『白麹』を使用しており、日本酒向けの『黄麹』よりも大量の「クエン酸」を生成しております。その「クエン酸」と、『きょうかい77号酵母』に由来する大量の「リンゴ酸」、『山廃仕込』による「乳酸」が絡み合い、異様な数値の『酸度』を実現しています。ちなみに全国平均は「1.4」程です。【『全国市販酒類調査』参照】
-
A -エース- 純米吟醸 紫 720m6BY
¥2,200
※販売店限定 ※受注限定 蔵元:『秋田晴』『酔楽天』『A』秋田酒造 度数:16.8度 使用米:秋田酒こまち 精米歩合:55% 日本酒度:-5.0 酸度:2.3 アミノ酸度:非公開 使用酵母:UT-2 協会№77 『秋田晴』の挑戦的シリーズ「A」 2種類の酵母を用いて、 風味と酸の相乗効果を目指します。 トロピカルなフルーツを思わせるような 暖色系のふくよかな香り立ち、 舌先にボディのある酸を覚えつつ、 まったりと甘旨がふくらみます。 喉の通りはやや印象的で、 後味フェードアウトしていきます。 ひやと戻しが最も暖色ふくよかで、 冷やすと萎み気味、 燗は饐え気味です。
-
A -エース- 純米吟醸 赤 720ml6BY
¥2,200
※販売店限定 ※受注限定 蔵元:『秋田晴』『酔楽天』『A』秋田酒造 度数:16度 使用米:秋田酒こまち 精米歩合:55% 日本酒度:-8.0 酸度:1.6 アミノ酸度:非公開 使用酵母:協会1801 協会№77 『秋田晴』の挑戦的シリーズ「A」 2種類の酵母を用いて、 風味と酸の相乗効果を狙っています。 熟れたパインやカラメルを思わせるような フルーティで甘やかな香り立ち、 舌先に酸の刺激を覚えつつ、 なめらかに甘旨が広がります。 喉の通りは軽やかで後味フェードアウトしていきます。 冷やすと果実香とリンゴ酸の出方でデリシャスリンゴの様、 温めるとカラメルプリン的です。
-
A -エース- 純米吟醸 紫 1800m6BY
¥4,400
※販売店限定 ※受注限定 蔵元:『秋田晴』『酔楽天』『A』秋田酒造 度数:16.8度 使用米:秋田酒こまち 精米歩合:55% 日本酒度:-5.0 酸度:2.3 アミノ酸度:非公開 使用酵母:UT-2 協会№77 『秋田晴』の挑戦的シリーズ「A」 2種類の酵母を用いて、 風味と酸の相乗効果を目指します。 トロピカルなフルーツを思わせるような 暖色系のふくよかな香り立ち、 舌先にボディのある酸を覚えつつ、 まったりと甘旨がふくらみます。 喉の通りはやや印象的で、 後味フェードアウトしていきます。 ひやと戻しが最も暖色ふくよかで、 冷やすと萎み気味、 燗は饐え気味です。
-
A -エース- 純米吟醸 赤 1800ml6BY
¥4,400
※販売店限定 ※受注限定 蔵元:『秋田晴』『酔楽天』『A』秋田酒造 度数:16度 使用米:秋田酒こまち 精米歩合:55% 日本酒度:-8.0 酸度:1.6 アミノ酸度:非公開 使用酵母:協会1801 協会№77 『秋田晴』の挑戦的シリーズ「A」 2種類の酵母を用いて、 風味と酸の相乗効果を狙っています。 熟れたパインやカラメルを思わせるような フルーティで甘やかな香り立ち、 舌先に酸の刺激を覚えつつ、 なめらかに甘旨が広がります。 喉の通りは軽やかで後味フェードアウトしていきます。 冷やすと果実香とリンゴ酸の出方でデリシャスリンゴの様、 温めるとカラメルプリン的です。
-
秀よし 石沢繁昌 Final Edition 720ml6BY
¥2,200
※数量限定 蔵元:『秀よし』『龍蟠』鈴木酒造 度数:17.3度 使用米:山田錦/美山錦 精米歩合:50% 日本酒度:+3.0 酸度:1.8 アミノ酸度:0.6 使用酵母:秋田流花酵母AK-1(協会1501) グルコース量:1.2 石沢杜氏の引退を記念した最後の作品です。 赤ブドウを思わせるような華のある控えめな香り立ち、 舌先にボディを覚えつつ、 まったりと甘旨苦がふくらみます。 喉の通りは軽やかで後味に余韻があります。 珍しくグレープな印象の風味に、立体的な味わいです。 冷でスマートに、 燗でキュートに、 戻しは艶が出て、 玉割も楽しめます。
-
文 大吟醸雫酒 1800ml5BY
¥8,030
※当店限定 蔵元:『秀よし』『龍蟠』鈴木酒造 度数:16.2度 使用米:百田 精米歩合:48% 日本酒度:+6.0 酸度:1.4 アミノ酸度:0.7 使用酵母:協会1801 令和5酒造年度「秀よし雫酒オークション」 に於いて入手した、 百田40%精米・協会1801号酵母を使用の、 仕込番号ロ-18号・斗瓶番号14号のお酒です。 熟れたパインを思わせる フルーティでジューシィな香り立ち、 舌先にボディのある酸を感じつつ、 立体感ある甘旨が口の中にふくらみます。 喉の通りはやや印象的で、 後味フワッと消え入ります。 ふくよか、ふくらみ、ボディ、立体感 そんな印象の仕上がりです。
-
文 大吟醸雫酒 仕込42号斗瓶27番 720ml6BY
¥3,300
※当店限定 蔵元:『秀よし』『龍蟠』鈴木酒造 度数:17度 使用米:百田 精米歩合:48% 日本酒度:+2.0 酸度:1.4 アミノ酸度:1.1 使用酵母:協会1801 令和六酒造年度 『秀よし雫酒オークション』にて落札した雫酒です。 今年は 《仕込42号斗瓶27番》 《仕込43号斗瓶38番》を競り落としました。 四合瓶詰めは、 百田48%精米・協会1801号酵母を使用の、 青リンゴ系フルーティタイプです。 完熟パインを思わせるような フルーティでジューシィな香り立ち、 口当たりとろりと濃醇で、 まったりと旨甘がふくらみます。 喉の通りは軽やかで、 後味フェードアウトしていきます。
-
文 大吟醸雫酒 仕込43号斗瓶38番 1800ml6BY
¥8,580
※当店限定 蔵元:『秀よし』『龍蟠』鈴木酒造 度数:17度 使用米:山田錦/美山錦 精米歩合:50% 日本酒度:+3.0 酸度:1.8 アミノ酸度:0.6 使用酵母:秋田流花酵母 令和六酒造年度 『秀よし雫酒オークション』にて落札した雫酒です。 今年は 《仕込42号斗瓶27番》 《仕込43号斗瓶38番》を競り落としました。 一升瓶詰めは、 山田美山50%精米・AK-1酵母を使用の、 バナナ系フルーティタイプです。 洋梨やマスカット、エステル香を思わせる フラワリーで軽やかな香り立ち、 舌先に原酒のボディを感じつつ、 奥行ある甘旨苦渋がふくらみます。 喉の通りは軽やかめで、後味に余韻が有ります。
-
天巧別誂 ナンバリング 純米大吟醸無濾過生 720ml5BY
¥4,950
※販売店限定・120本限定 蔵元:『太平山』小玉酒造 度数:16度 使用米:山田錦 精米歩合:40% 日本酒度:+0.4 酸度:1.7 アミノ酸度:0.8 使用酵母 :自社酵母 年末の風物詩、 108本限定”天巧ナンバリング“だったものがやってきました! お酒を搾る際、アルコール発酵中に生成される炭酸ガスの勢いも借りて勢いよく勝手に飛び出してくる部分、 酒の中ではもっともフレッシュで荒々しい“荒走り” その荒走り部分を蔵人が一本一本、タンクから直接瓶詰めしております。 詰めた順に1つとして同じものがありません。 年末正月に合わせてお楽しみ下さい。 熟れたリンゴを思わせる果実味ある ジューシィな香り立ち、 舌先にピチピチと細やかなガスが感じられ、 艶美な甘旨が口の中にふくらみます。 ビターな余韻が後を引きつつ フワッと後味消え入ります。
-
銀鱗 ~今昔~78 720ml3BY
¥1,980
SOLD OUT
※数量限定 蔵元:『銀鱗』那波商店 度数:15.4度 使用米:秋田酒こまち 精米歩合:78% 日本酒度:+8.0 酸度:1.5 アミノ酸度:非公開 使用酵母 :協会601 ~これは、秋田での酒造りに、命を捧げた、男達の、物語である~ ※プロジェクトX調 我が町土崎の酒蔵【銀鱗】は、 ”鉄筋コンクリート造”の仕込み蔵ですが、 築造は”昭和3年”、 2028年に築100年を迎え、 東北地方で初、 全国でも4番手という非常に先進的な蔵でした。 しかしその当時の【銀鱗】の老主人 「12代目那波三郎右衛門」は 昭和になってもちょんまげ結っていたと云う 保守堅物で通っていた御仁でした。 そんな蔵が何故こんな革新的な蔵を建てられたのか、 それには、 【米の秋田は酒のくに】【美酒王国秋田】 と標語を掲げるに至った、 大正から昭和にかけての 国税の技師達と 秋田の酒造家達の 人間味溢れる群像劇があります。 この辺の逸話の数々は、 『秋田県酒造史』に纏められていますが、 「14号酵母」(金沢酵母)の産みの親「池見元宏」の ご尊父「池見元一」が方々に読み物を出しています。 この父子も秋田生まれの技師です。 日本に於いて、 長く銘醸地とされてきたのは、 「灘」や「伊丹」位でして、 〈上方の下り酒〉と尊ばれました。 それ以外の地域の酒と云えば 地の酒〈地酒〉で侮蔑の対象でした。 「なんだ〇〇料亭ともあらう者が地酒を使つてゐるのか!」 などと言われていたのです。 明治に入って、 経験伝統から科学技術として酒造が確立し始めた頃、 「京都」や「広島」が品評会で首位を占め始め、 新たに銘醸地と呼ばれ始めました。 現在【醸造試験場】の本部が広島にあるのはこの為です。 この頃も秋田はまだまだで、 秋田の一流の料亭と云えば、 灘酒か、鶴岡の大山酒が精々でした。 秋田の酒が全国に名を上げていくのは、 秋田の酒造りを語る上での最重要人物、 大正7年から赴任した 『花岡正庸技師』の登場を待ちます。 長野生まれで、 酒蔵の長男でしたが、 焼失の為、酒税鑑定官の道に、 退官後は長野に戻りますが、 その後も秋田と縁深く、 指導中に【天寿】で客死しました。 赴任中は優れた指導力と行動力を発揮して、 秋田の気候風土に適した酒造技術を次々と打ち出し、 《秋田流寒造り》 と称する低温長期醸造法を確立させました。 これは現在日本中で行われる吟醸造りの大元です。 実は先に秋田で寒造りを試行錯誤していたのは 【両関】で、 独力で草分け的に 鑑評会で優等賞に入り込んだりしたのですが、 こうした革新と指導の甲斐あって、 赴任3年後には、 秋田酒が入賞の常連に、 昭和初期には、 秋田酒が品評会/鑑評会で 上位を占めるようになりました。 また、 花岡技師は秋田人では無いのに 県外酒排斥にも熱心で、 名の通った秋田の旅館料亭に訪れては、 信州気質の理屈と勝気と粘り強さで説得し、 灘酒から秋田酒に替えさせ、 清酒品評会の好成績を受けた祝宴で飲み歩いていた際、 繁華街で灘酒の飾り樽を見つけるや、 「秋田の酒を飾れ」と喝破投げ飛ばし、 《桜岡技師川反で大暴れ》 と紙面を飾る熱心さで 秋田の酒質向上や 酒に関わる全業界の体質改善に 多大な役割を果たしました。 さて、片や、 当時まだちょんまげを結っていたという 保守堅物で有名だった銀鱗の老主人 『12代目那波三郎右衛門』はと云うと、 丁度電力が普及し始めた時代です。 精米機が導入され始めてました。 しかし、どんなに技師が説得に訪れても、 電力への切り替えに承知せず、 「水車精米を続けたい!」vs 「機械精米にしましょう!」 という一大対決が起こっていました。 そこへ、 信州気質で理屈と勝気と粘り強さの 花岡技師が派遣されます。 算盤も弾きながら細々と意義を説明され、 遂に納得。 感じ入った老主人は、 以後絶大な信頼を置き、 その花岡技師の技術と思想に基づいた設計を 全て取り入れ、 大枚はたいて昭和初頭にあまりに進歩的、 全国でも稀な鉄筋コンクリート造の 酒蔵を建てたのでした。 【米の秋田は酒のくに】【美酒王国秋田】 という標語が長く使われていますが、 これが広く認知されていく為には、 大正昭和の酒造黎明期に於ける、 秋田の各地で起きた 技師の熱意・技術と 酒造家の意欲・研鑽の 合致があったのです。 そんな秋田酒の胎動を支えてきた 『銀鱗』の遺産は2028年に築100年。 ”今”と”昔”に思いを馳せ、 ”22%”と”78%”に分けるという ユニークな着想で 100年目を迎えていこうとしています。 取り敢えず2028年迄は続け、 毎年何かしらマイナーチェンジをしていきたいとの事でした。 【78%】は『昔』を表した商品で、 水車精米ではどんなに頑張っても 80%も削れるかどうかといった有様でした。 そういった昔にとっての高精米に、 使用酵母は、 頒布されている中では最古の協会6号、 秋田酒の胎動期に、 技師酒造家蔵人達の 泣く程の努力で生まれた成果物です。 また港町の酒にありがちですが、 地元の古老は銀鱗の酒を辛かったと記憶しており、 そんな記憶も頼りに昔の味を再現しました。 ほんのりバナナとエステル香、糠感も感じる スッキリと軽やかな香り立ち、 口当たりはなめらかで、 シャープな酸と米の風味が スッキリと口の中にふくらみます。 喉の通りも軽やかで、スパッと切れ味抜群です。 軽快ですが味わいがあり。 温めても軽快さが残ります。
-
銀鱗 ~今昔~22 720ml3BY
¥9,900
※数量限定・流通限定 蔵元:『銀鱗』那波商店 度数:16.8度 使用米:秋田酒こまち 精米歩合:22% 日本酒度:±0 酸度:1.3 アミノ酸度:非公開 使用酵母 :協会1801 ~これは、秋田での酒造りに、命を捧げた、男達の、物語である~ ※プロジェクトX調 我が町土崎の酒蔵【銀鱗】は、 ”鉄筋コンクリート造”の仕込み蔵ですが、 築造は”昭和3年”、 2028年に築100年を迎え、 東北地方で初、 全国でも4番手という非常に先進的な蔵でした。 しかしその当時の【銀鱗】の老主人 「12代目那波三郎右衛門」は 昭和になってもちょんまげ結っていたと云う 保守堅物で通っていた御仁でした。 そんな蔵が何故こんな革新的な蔵を建てられたのか、 それには、 【米の秋田は酒のくに】【美酒王国秋田】 と標語を掲げるに至った、 大正から昭和にかけての 国税の技師達と 秋田の酒造家達の 人間味溢れる群像劇があります。 この辺の逸話の数々は、 『秋田県酒造史』に纏められていますが、 「14号酵母」(金沢酵母)の産みの親「池見元宏」の ご尊父「池見元一」が方々に読み物を出しています。 この父子も秋田生まれの技師です。 日本に於いて、 長く銘醸地とされてきたのは、 「灘」や「伊丹」位でして、 〈上方の下り酒〉と尊ばれました。 それ以外の地域の酒と云えば 地の酒〈地酒〉で侮蔑の対象でした。 「なんだ〇〇料亭ともあらう者が地酒を使つてゐるのか!」 などと言われていたのです。 明治に入って、 経験伝統から科学技術として酒造が確立し始めた頃、 「京都」や「広島」が品評会で首位を占め始め、 新たに銘醸地と呼ばれ始めました。 現在【醸造試験場】の本部が広島にあるのはこの為です。 この頃も秋田はまだまだで、 秋田の一流の料亭と云えば、 灘酒か、鶴岡の大山酒が精々でした。 秋田の酒が全国に名を上げていくのは、 秋田の酒造りを語る上での最重要人物、 大正7年から赴任した 『花岡正庸技師』の登場を待ちます。 長野生まれで、 酒蔵の長男でしたが、 焼失の為、酒税鑑定官の道に、 退官後は長野に戻りますが、 その後も秋田と縁深く、 指導中に【天寿】で客死しました。 赴任中は優れた指導力と行動力を発揮して、 秋田の気候風土に適した酒造技術を次々と打ち出し、 《秋田流寒造り》 と称する低温長期醸造法を確立させました。 これは現在日本中で行われる吟醸造りの大元です。 実は先に秋田で寒造りを試行錯誤していたのは 【両関】で、 独力で草分け的に 鑑評会で優等賞に入り込んだりしたのですが、 こうした革新と指導の甲斐あって、 赴任3年後には、 秋田酒が入賞の常連に、 昭和初期には、 秋田酒が品評会/鑑評会で 上位を占めるようになりました。 また、 花岡技師は秋田人では無いのに 県外酒排斥にも熱心で、 名の通った秋田の旅館料亭に訪れては、 信州気質の理屈と勝気と粘り強さで説得し、 灘酒から秋田酒に替えさせ、 清酒品評会の好成績を受けた祝宴で飲み歩いていた際、 繁華街で灘酒の飾り樽を見つけるや、 「秋田の酒を飾れ」と喝破投げ飛ばし、 《桜岡技師川反で大暴れ》 と紙面を飾る熱心さで 秋田の酒質向上や 酒に関わる全業界の体質改善に 多大な役割を果たしました。 さて、片や、 当時まだちょんまげを結っていたという 保守堅物で有名だった銀鱗の老主人 『12代目那波三郎右衛門』はと云うと、 丁度電力が普及し始めた時代です。 精米機が導入され始めてました。 しかし、どんなに技師が説得に訪れても、 電力への切り替えに承知せず、 「水車精米を続けたい!」vs 「機械精米にしましょう!」 という一大対決が起こっていました。 そこへ、 信州気質で理屈と勝気と粘り強さの 花岡技師が派遣されます。 算盤も弾きながら細々と意義を説明され、 遂に納得。 感じ入った老主人は、 以後絶大な信頼を置き、 その花岡技師の技術と思想に基づいた設計を 全て取り入れ、 大枚はたいて昭和初頭にあまりに進歩的、 全国でも稀な鉄筋コンクリート造の 酒蔵を建てたのでした。 【米の秋田は酒のくに】【美酒王国秋田】 という標語が長く使われていますが、 これが広く認知されていく為には、 大正昭和の酒造黎明期に於ける、 秋田の各地で起きた 技師の熱意・技術と 酒造家の意欲・研鑽の 合致があったのです。 そんな秋田酒の胎動を支えてきた 『銀鱗』の遺産は2028年に築100年。 ”今”と”昔”に思いを馳せ、 ”22%”と”78%”に分けるという ユニークな着想で 100年目を迎えていこうとしています。 取り敢えず2028年迄は続け、 毎年何かしらマイナーチェンジをしていきたいとの事でした。 【22%】は『今』を表した商品で、 精米技術が今ほど発達しないと 磨きだせない22%精米です。 水車搗きでは何年掛けても無理です。 使用酵母は、 平成に入ってようやく出せるようになった 青りんご系の香りの最高到達点と云うべき、 協会18号。 今だから出来る事を掛け合わせました。 青りんごを思わせるような フルーティでスッキリとシャープな香り立ち、 口当たりはなめらかで、 ジューシィな酸と軽やかな甘旨が口の中にふくらみます。 後口を苦渋が引き締めつつ、後味フェードアウトしていきます。 出品酒的な風合いを感じます。 燗冷ましが乙です。
-
銀鱗 純米大吟醸22%精米 Carat 720ml4BY
¥5,500
※販売店限定 蔵元:『銀鱗』那波商店 度数:14度 使用米:百田 精米歩合:22% 日本酒度:+3.0 酸度:1.2 アミノ酸度:非公開 使用酵母:AK-1、IYAPU-3 22%精米のお酒を、 在庫整理とは云え、 大出血を越えて死線期価格で提供です。 白ブドウを思わせるような 控えめで落ち着いた香り立ち、 口当たりは軽やかで、 じんわりと苦旨が通り抜けます。 喉の通りは軽やかで、 ほろ苦い余韻を残しつつ、 後味フワッと消え入ります。 スペック以上に低アルコールな印象で、 香りにも味わいにも実に透き通っていて湧水のようです。 温めると若干風味が乗ります。
-
kurukuru 純米吟醸 720ml6BY
¥1,782
※数量限定・流通限定 蔵元:『銀鱗』那波商店 度数:15度 使用米:秋田酒こまち 精米歩合:55% 日本酒度:-1.0 酸度:1.6 アミノ酸度:非公開 使用酵母:非公開 マスカットや杏を思わせるような 華のある暖色的な香り立ち、 舌先にボディのある酸を覚えつつ、 がっしりとした苦旨甘がふくらみます。 喉の通りは印象的で、後味フェードアウトしていきます。 御蔵らしい骨太でがっしりとした質感ですが、 華やかさ暖かさも覚えます。 冷やしてシャープな印象を出してみるのも、 温めて甘み円みを出すのも乙ですし、 水を差して玉を利かせるのも中々です。
-
kurukuru 純米吟醸生 1800ml6BY
¥3,465
SOLD OUT
※数量限定・流通限定 蔵元:『銀鱗』那波商店 度数:15度 使用米:秋田酒こまち 精米歩合:55% 日本酒度:-1.0 酸度:1.6 アミノ酸度:非公開 使用酵母:非公開 マスカットや杏を思わせるような 華のある暖色的な香り立ち、 舌先にボディのある酸を覚えつつ、 がっしりとした苦旨甘がふくらみます。 喉の通りは印象的で、後味フェードアウトしていきます。 御蔵らしい骨太でがっしりとした質感ですが、 華やかさ暖かさも覚えます。 冷やしてシャープな印象を出してみるのも、 温めて甘み円みを出すのも乙ですし、 水を差して玉を利かせるのも中々です。
-
kurukuru 純米吟醸生 720ml6BY
¥1,782
SOLD OUT
※数量限定・流通限定 蔵元:『銀鱗』那波商店 度数:15度 使用米:秋田酒こまち 精米歩合:55% 日本酒度:-1.0 酸度:1.6 アミノ酸度:非公開 使用酵母:非公開 マスカットや杏を思わせるような 華のある暖色的な香り立ち、 舌先にボディのある酸を覚えつつ、 がっしりとした苦旨甘がふくらみます。 喉の通りは印象的で、後味フェードアウトしていきます。 御蔵らしい骨太でがっしりとした質感ですが、 華やかさ暖かさも覚えます。 冷やしてシャープな印象を出してみるのも、 温めて甘み円みを出すのも乙ですし、 水を差して玉を利かせるのも中々です。
-
kurukuru シングルルッツ 搾りたて生 720ml30BY
¥1,507
※数量限定 蔵元:『銀鱗』那波商店 度数:15度原酒 使用米:秋田酒こまち100% 精米歩合:55% 使用酵母:UT-2 ※飲んだ印象を邪魔したくないので、酒質は非公開です。 マスカットを思わせるジューシーかつ上品な香り立ち、口当たりにフレッシュな酸の感触があり、艷やかな甘みと酸が口の中で広がります。喉の通りもやや刺激があって、後味がフェードアウトしていきます。 エッジのある酸の感じが『銀鱗』らしさを思わせます。去年の「シングルルッツ」よりも味がノッている印象です。
-
guruguru 2022 再醸仕込み 500ml3BY
¥1,500
SOLD OUT
※数量限定・流通限定 蔵元:『銀鱗』那波商店 度数:15.8度 使用米:秋田酒こまち 精米歩合:55% 日本酒度:-30.0 酸度:2.6 アミノ酸度:1.3 使用酵母 :非公開 ※貴醸酒とは 商標としては「貴醸酒協会」が所有しており、商品名に反映させる事は難しいのですが、 仕込みをする際に、仕込み水の一部に酒を用いる手法の事を言います。 酵母は糖分を分解してアルコールを作り出す存在ですが、自分たちが作ったアルコールで最終的には死んでしまいます。水の代わりに“酒”を加えると、酵母にとっては生き辛い環境となり、アルコール発酵力が弱まります。その結果、糖分やアミノ酸が分解され過ぎずに残り、甘みや旨味の多い、濃厚な味わいとなります。 ザラメ、ベッコウ、カラメルのような 甘やかで艶やかな風合い、 口当たりはなめらかで、 濃醇な甘旨が口の中にふくらみます。 喉の通りは柔らかで、 後味スゥーっと消え入ります。 滋味深い甘露のよう、 貴醸酒のトレンドで云えば第二世代的な、 甘やか艶やか、素直ならしい仕上がりです。
-
銀鱗 純米大吟醸 720ml
¥3,960
※化粧箱が付きます。 蔵元:『銀鱗』那波商店 度数:16度 使用米:秋田酒こまち 精米歩合:35% 日本酒度:-2.0 酸度:1.3 アミノ酸度:非公開 使用酵母 :協会1801 青リンゴを思わせるフルーティでふくよかな香り立ち、 舌先にピチピチとした フレッシュな刺激が感じられつつ 艶艶やかな甘旨が口の中にふくらみます。 喉の通りは柔らかで 後味に余韻があります。
-
太平山 純米大吟醸 雄町三年古酒720ml1BY
¥8,800
※数量限定 蔵元:『太平山』小玉酒造 度数:16度 使用米:雄町 精米歩合:40% 日本酒度:+0.2 酸度:1.5 アミノ酸度:0.8 使用酵母 :協会601 ~『太平山』が「新政酵母」を「6号酵母」足らしめた話~ 明治十二年創業『太平山』の歴史の中で、 全国的に雄飛した記念すべき年は “昭和九年”品評会全国一位でした。 明治十二年創業『太平山』の歴史の中で、 全国的に雄飛した記念すべき年は “昭和九年”品評会全国一位でした。 今となっては廃止された【新酒品評会】は、 現存の、お金払えば誰でも本戦に出られて、 一定の水準を超えれば全てが入賞する【新酒鑑評会】と異なり、 出品酒には順位が付けられ、 県の品評会、地方の品評会を勝ち抜いて始めて本戦に臨めます。 酒蔵数も今の二倍以上で、 「5169分の1」を勝ち抜いての全国一位でした。 その偉業を為した往時の記録が残っていた為、 それを現代に再現しました。 使用米は現存酒米全ての祖に当たるとされる血統の「雄町」。 酵母はまだ番号が付いていなかった時代の「新政酵母(6号酵母)」です。 当時と比べれば変異が著しいですが、 原料も可能な限り当時に合わせています。 製法としては酒母の設計が特殊で、 “速醸の酒母から更に速醸の酒母を作ったモノ”に、 “山廃の酒母を併せる”という、 「速山合併酛」という製法だそうです。 速醸も山廃も当時としては新しい手法ですので、 保険に保険を重ねるような慎重さを求めたのでしょう。 『太平山』の酒造りは大正二年に始まったようですが、 昭和九年頃は醸造試験所の 「小穴富司雄」技師にご指導賜っていたそうです。 『新政』から玉のような「新政酵母(6号酵母)」を分離し、 『太平山』に今も掲げられている「酒造十戒」を授けた方です。 “きょうかい酵母”とは、酵母として優秀と認められるので、 “日本醸造協会”の名の下に、全国に供給される酵母の事です。 明治期の協会1号から、現代のきょうかい19号まで続いています。 6番目の酵母として採用される事になる「新政酵母」は、 協会で培養頒布が途絶えること無く続いている中では最古の酵母になりますが この頃の協会酵母は、 品評会一位を取るなどの実績がある蔵からの採用が基本でした。 昭和五年には、小穴技師が「新政酵母」を分離していましたが、 『新政』は上位に入賞していても、全国一位にはなれていなかったので、 どうにも足踏みをしていた処、 指導に入った『太平山』が昭和九年に全国一位を取った事で、 小穴技師も自信を持ち、翌昭和十年から、 目出度く「6号酵母」として販売される事になりました。 この後『太平山』は、 小穴技師と共に仕込みに携わった、 天才「小玉健吉」が「秋田流生酛造り」を開発したり、 全国で初めての、“冷やして飲む生酒”「玲琅太平山」を商品化したり、 今や秋田のパン作りに必須の「白神こだま酵母」を開発したり、 東京に支店を構える程の黄金期を築き上げます。 そのサクセスストーリーの始まりは、きっとこの昭和九年の快挙です。 こうした物語も加味して頂いて、 社史を読むような、そんな気持ちで味わって頂きたいと思います。 ほんのり醤油、糖蜜、昆布出汁を思わせるような、 熟感をはらんだ落ち着いた香り立ち、 口当たりはまろやかで、 深みのある旨甘苦が口の中にふくらみます。 喉の通りはやや印象的で、 後味フェードアウトしていきます。 40%と高精米にしては味わいは深めです。 冷だと味が大分閉じ、 燗で旨味がブワッと開ますが、 玉が利くほど濃醇でもありません。
-
太平山 純米吟醸 津月 720ml6BY
¥1,870
※受注限定 蔵元:『太平山』小玉醸造 度数:15度 使用米:山田錦 精米歩合:55% 日本酒度:-3.5 酸度:非公開 アミノ酸度:非公開 使用酵母:非公開 津月が復刻しました。 熟リンゴや水飴、乳酸感を思わせる濃醇な香り立ち、 舌先にジューシィな酸を覚えつつ、 まったりとした旨甘が口中にふくらみます。 喉の通りは軽やかで、後味に余韻があります。 甘酸っぱくボディがあり、 クラシカルさも覗きますがモダンに寄せた若い生酛な仕込です。 燗だと味が出過ぎますが、 冷で甘酸っぱジューシィにモダンさが増し、 燗戻しは乳酸感が立ってきます。
-
髙清水 加温熟成解脱酒 720ml
¥3,300
※専用化粧箱が付きます。 蔵元:『高清水』『丑三つ迄』秋田酒類製造 度数:12度以上13度未満 使用米:米(国産)米麹(国産米) 精米歩合:米麹55% 掛米55% 日本酒度:-30 酸度 :3.4 アミノ酸度:非公開 使用酵母:非公開 高清水の独自技術により高温環境で熟成を進める事で、 6ヵ月にして10年物古酒のような風合いを醸し出しています。 熟成香もありつつあでやかな甘さを感じる香り立ち。 口当たりはとてもまろやかで、濃醇な甘みと酸がぶわっと広がる濃厚な味わいです。 熟成酒のようでも貴醸酒のようでもある印象で、 生姜入り蜂蜜やブランデー入りチョコレートのような風味を思わせます。
-
出羽鶴 明日へ 純米吟醸瓶内二次発酵発泡性日本酒 720ml5BY
¥5,500
※awa酒協会認定酒 ※専用化粧箱が付きます。 蔵元:『出羽鶴』『やまとしずく』出羽鶴酒造 度数:13度 使用米:秋田酒こまち 精米歩合:55% 日本酒度:-1.0 酸度:1.7 アミノ酸度:非公開 使用酵母 :非公開 ※開栓の際は、噴出予防の為、よく冷やしておいて下さい。 ほんのり洋梨を思わせるスイートでエレガントな香り立ち、 舌先に空気を纏うかのような濃密なガスが感じられ、 軽快な甘酸がスッと通り抜けます。 喉の通りも軽やかで、後味スッと消え入ります。 フルーティで華やかな風味ながら、 非常にエアリーで軽やかです。 冷え過ぎるとガス感だけが際立ってしまうので、 少し冷たい程度が一番調和しています。 温めてみても、甘みが大変艶美になって中々の面白さです。 ~awa酒協会に就いて~ スパークリングな日本酒を、 シャンパンに並ぶような世界標準とするべく、 品質向上、普及促進、市場拡大を目的として2016年に設立された団体で、 『出羽鶴』は創立メンバーでもあります。 協会では独自の基準を設け、 充填では無く発酵中に生成された自然な炭酸ガスのみで ガス圧4GV以上(ex.コーラのガス圧が3GV位)を達成するなど、 諸条件を突破した酒に対してのみ <awa酒>と云う呼称を認め、ブランディングを図っています。 ※活性酒(瓶内二次発酵)とは、 酒造りの行程の肝は、米を麹で分解して糖分を作ると共に、 糖分を酵母で分解してアルコール分を作る処にあります。 2つの発酵が同時に起こるので『並行複発酵』と称され、 燃料である糖分を逐次補充できるため 醸造酒では最も高いアルコール分を生成できる世界で唯一無二の酒造方法です。 そんな酵母は糖分を食べる時に炭酸ガスも作り出します。 全てのお酒が生成の過程でガスを含むのですが、 加熱処理などで発酵が停止すると供給が止まり、貯蔵の過程などで抜けていきます。 活性酒は、発酵中のタンクの中身を発酵を止めない状態で瓶に移し、 糖分・アルコール分・炭酸ガスの生成を続けさせた状態のお酒を指します。 ガスに因って高圧状態となっているので、 一気に開栓すると一気に噴き出します。ご注意下さい。